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<携帯販売>抱き合わせ「レ点商法」の背景 [ニュース(経済)]

よく、ケータイ買い替えで、オプションサービスやアプリの契約が、割引の条件となっていることがあります。個人的には、その場で計算して、オプションはすべてつけません。それで割引がなくても、それはそれで良いと思っています。しかし、とりあえず安く購入したい消費者にとっては、半ば強制的に契約させられて後悔することも多いのではないでしょうか。これは、「抱き合わせ」的販売で、実際に苦情が多いようですが、携帯業界はこれをやめられない理由があるようです。

この「抱き合わせ」的販売は、強制ではなく、「消費者からちゃんと承諾を得ていますよ」という証拠を残すため、契約書類の□マークに、説明したことを示すチェック「レ」を入れることから、“レ点商法”とも呼ばれているそうです。「レ点商法」は、2014年度下期にエスカレートして苦情相談が増加し、問題視されて若干下火にはなりましたが、現在も量販店や併売店を中心に続いています。最初、この文字を見たとき、漢文を読むとき、また書き下し文にするときに欠かせない返り点のひとつである「レ点」を思い出し、「なにかひっくり返して読む商法なのか?」と思いましたが、チェックの「レ」なのですね。

アプリ付けがなぜ行われるのでしょうか?
だいたい、お試し期間として30日間無料のものが多く、その間に解約すれば良いのですが、そのまま使わずに料金だけ支払っている利用者もかなり多いと思います。すると、その収益は、大手通信事業者3社ではかなりのもの(数千億円レベル?)になるかもしれません。
こうして、アプリを付けることになる理由として、通信事業者がショップや代理店を評価する指標のひとつに、アプリの「付け率」(ケータイ販売数に対するアプリの付与率)があり、アプリを付けないと目標をクリアできないことがあるということです。確かに、アプリ付け率だけでなく、最近では利用率(短期解約によるペナルティー)もショップや代理店に対する評価指標に入るようになってきたようですが。
総務省「ICT安心・安全研究会」は2014年12月に公表した報告書の中で「オプションサービスなどの契約の無料期間は、利用者にさまざまなサービスに触れる機会を提供するが、まったく利用がないオプションサービスは無料期間終了後も自動継続され、課金される場合がある」と問題提起しています。そして、「オプションサービスについては、例えば、無料期間終了後に一度契約を終了するなど、利用意思を確実に確認する取り組みを推進することが適当であると考えられる」と提言しています。そのため、各通信事業者は、契約書面や契約案内メールにアプリの無料期間終了日を掲載するなどの取り組みが行われているようですが・・・記憶にありませんね。

商法は別としていろいろあるかもしれませんが、消費者としては、賢く、利用することが必要ですね。






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