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原爆医療費訴訟で最高裁が「在外被爆者にも全額支給」と初判断:厚労省も支給方針 [ニュース(国内)]

海外に住む被爆者に、被爆者援護法の医療費全額支給規定が適用されるかが争われた訴訟の上告審判決で最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は8日、「在外被爆者が日本国外で医療を受けた場合にも規定は適用される」として、全額支給すべきだとする初判断を示しました。その上で、大阪府の不支給処分を取り消した2審大阪高裁判決を支持して府の上告を棄却、原告勝訴が確定しました。

被爆など、いろいろな要素についてはまた別の話として、気になったのは、医療制度の問題として、制度はその国に属するものではないか、ということです。つまり、外国で医療を受ける場合は、その国の制度が適用されるのではないかと、ふと思いました。
その辺り、詳しい人に聞きたいものです。

同種訴訟をめぐっては、広島、長崎両地裁が在外被爆者側の訴えを棄却しており、判断が分かれていたとのことです。
判決を受け、厚労省は「訴訟外の在外被爆者に対しても、法に基づく支給の検討を進める」として、約4,200人の在外被爆者全員への全額支給の方針を明らかにしました。
原告は韓国在住の被爆者や遺族です。援護法は国指定の国内の指定医療機関での医療への全額支給を原則とし、「やむを得ない理由による指定医療機関以外での医療も全額支給」と規定しています。厚労省は在外被爆者の海外医療は「医療制度が違う」などと対象外としてきたが、平成16年以降、援護法とは別に医療費助成事業を行っているとのこと。

同小法廷は、援護法について「国内での医療を支給の要件にはしていない」と指摘しているとのころです。
つまり、この問題を考えるためには、「戦傷病者戦没者遺族等援護法(=援護法)」を見ないといけないということですね。

戦争に関わる問題については(他にも該当する案件はありますが)、通常の法律解釈だけではない、微妙な問題が絡んできます。
ひとつひとつ、なにが問題で、どこが議論されているのか、確認していくことが、一番ですね。

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イミダペプチド効果:「鶏むね肉」には疲労回復効果が! [ニュース(国内)]

お肉のなかで、なにが好きですか?
個人的には、鶏をよく食べます。むね肉、もも肉、手羽元、ささみ・・・このあたりが多いです。
その「鶏むね肉」に、疲労回復効果があるということでに注目されています。渡り鳥が何日も休むことなく飛び続けることをヒントに、研究が行われ、羽を動かすむね肉に高濃度の「イミダペプチド」という栄養素があることがわかったということです。

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イミダゾールジペプチド(イミダペプチド)を選ぶ際に重要な事は、鶏肉由来の原料を使用しているかどうかです。これは、イミダペプチドの有効性が判明した実験では、鶏肉由来を使用していた実績が多い為です。ただし、今後、魚由来の原料での研究実績が増えれば、そちらを選んでも問題ないでしょう。
また、継続して摂取する事でヘトヘトになりにくい体質になる事も報告されていますので、長期間摂取しても安心出来るように、添加物が少ない物を選ぶようにしましょう。
(日本臨床栄養協会 サプリメントアドバイザー)
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「三大栄養素」、いわゆる生きる力の源(エネルギー)となる食物は、炭水化物、脂肪、タンパク質です。
炭水化物は、デンプンに代表されるように穀類に多く含まれる物質で、消化されるとブドウ糖となって、体内に吸収されエネルギーとなります。脂肪は、グリセロールと脂肪酸という物質が結合したもので、いわゆる油の成分です。タンパク質は、消化されると20種類のアミノ酸に分解され、体内に吸収されます。つまり、アミノ酸はタンパク質の構成成分なのです。
そのうち、イミダペプチドは、2つのアミノ酸(生命を支えている大切な栄養素)が結合した物質で、これを摂取すると血液中で2つのアミノ酸に分解しますが、脳や肉体の疲労してさびついた細胞に達すると、再びイミダペプチドに合成され、疲労部分を回復してくれます。

東京都目黒区の阿部医院院長で、東京内科医会副会長の清水恵一郎氏によると、2009年に行った実験では、疲労を感じている人がイミダペプチドを配合した飲料を8週間飲むと、飲まなかったグループと比べ、明らかに疲労感が軽減されていたといいます。清水氏いわく、「鶏むね肉は比較的安く、低カロリーで高たんぱく質のヘルシー食品。1日100グラム、最低でも2週間食べ続けてみてください」。
イミダペプチドは水に溶けやすい性質ということで、スープなどが良いのかもしれません。
夏場はあっさりといただいていた鶏肉ですが、これから寒くなる季節に向けては、鍋などが良いかもしれません。夏の疲れがたまる季節です。ポン酢などでいただくと、クエン酸も摂取できて、一石二鳥? かもしれませんね。

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にぎり寿司の 「一貫」 は何個のにぎり?:助数詞の謎 [ニュース(国内)]

「ジャパニズム宣言」を見ていると、助数詞の問題になりました。
にぎり寿司は、「一貫」「二貫」と読みますが、「一貫」は1つ? 2つ?

いろいろな説がありますが、寿司を「カン」を数えるのは1991年から増え、90年代を通して広まり、2000年代に定着したといいます。転換点となったのは、1991年5月の『ハナコ』の「正統派やさしいお寿司屋さん76軒大情報」という記事が基だということです。
江戸時代末期の『守貞謾稿』では、寿司は、1つ、2つと数えています。昭和5年(1930年)の永瀬牙之輔著『すし通』や昭和35年(1960年)宮尾しげを著『すし物語』でも、寿司は1つ、2つと数えています。「カン」は、昭和の終わり頃から情報番組などでメディアに登場して注目され、現在定着するに至ったようです。
が、同時に、江戸時代の寿司が今よりも大きく、その重さが銭さし100文と同じくらいで、これを誇張して一貫と呼ぶようになったという説があります。また、明治から大正時代にかけて、俗に10銭を一貫と称し、明治の頃の、一つ5銭くらいの寿司2つで10銭、つまり「一貫」になることから、寿司2つを「一貫」と呼んだのではないかという説もあります。

寿司.jpg
江戸末期~明治初期頃の原寸大で書かれたというすしの絵


もともと、江戸期に登場した寿司のサイズは、現在の少し大きなコンビニおにぎりと同様かそれよりも少し大きめでした。それが、もっと食べやすくするため、2つに切った状態で出したことをふまえて、本来「1つ=一貫」であったところ、「1つ→2つ=一貫」ということから、「一貫」とはにぎり寿司2つであるという説が出てきました。
寿司の歴史を考えると、「貫」という助詞数が、もともとの大きさの寿司を指すと考えると、「一貫」は2つとなります。

しかし、現在は、「一貫」といえば1つしか出てこないことが多いです。というより、最近のお寿司屋さんは、「一貫=1つ」という計算のようです。
「一貫」と頼み、2つ出てくるのを期待するよりも、いっそ「1つ」「2つ」と頼んだ方がよいのかもしれませんね。

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愛知県警察発表「星座から見た交通死亡事故の特徴」?注意喚起になるか [ニュース(国内)]

愛知県警察がWeb上に公開した資料「星座から見た交通死亡事故の特徴」が話題になっています。

星座という、12通りの分類に対する科学的根拠がなさに、賛否両論あるとは思いますが、テレビの星座占いや血液型占いをつい見てしまう層がいるという現実をふまえると、注意喚起には良い材料ではないでしょう。
現に、今、こうして話題になっているわけですし。

資料を見ると、2005~2014年までの10年間に、同県内で発生した交通死亡事故を分析し、星座別にまとめたものとのこと。

おうし座「速度の出し過ぎによる事故が最多」
うお座「高速道路での事故が最多」

など特徴を紹介しています。
また、星座によって注意が必要な地域・月・曜日を記載しています。

資料には、「歩行時」「自転車利用時」「高齢者別の交通事故による死亡者数」「交通事故を起こすドライバー」「飲酒運転」の5項目に関する星座ランキングもあり、楽しめます。

ちなみに、みずがめ座がすべての項目で1~2位にランクインしていました。

注意喚起なのだから、いいんです!


東京五輪エンブレム問題は終結?【佐野氏「エンブレムにつきまして」全文】深くお詫び [ニュース(国内)]

7月以降、ゆれにゆれていたデザイナー・佐野研二郎氏が制作した2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムについて、大会組織委員会は使用を中止して取り下げることを決めました。

これまでの経緯をおさらいしましょう。

7月24日
エンブレムが公表された後、ベルギーの劇場ロゴを制作したデザイン会社が、佐野氏のエンブレムが自社が作成したロゴと類似していると指摘。

8月5日
佐野氏が会見し、「盗用との指摘はまったくの事実無根」とエンブレムのオリジナリティを強調。

8月14日
類似を指摘した、ベルギーのデザイナーの代理人が、国際オリンピック委員会にたいし、使用差し止めを求める訴訟を起こしたと発表。

8月28日
大会組織委員会が会見し、応募された原案などを公表してオリジナリティを主張。
その後、佐野氏の原案が、2年前に東京で開かれた展覧会のポスターに似ているとネットで話題に。

8月31日
佐野氏によろ、街頭でのエンブレムの使用イメージとして提示した画像2点が、他人のサイトからの無断引用の可能性があるとして、大会組織委員会が調査に着手。

9月1日
大会組織委員会が佐野氏のデザインの使用中止を決定。←今、ここ。


大会組織委員の武藤敏郎事務総長によると、使用中止を決めた理由は「佐野氏は使用イメージ画像の無断転用は認めたが、エンブレムの模倣や盗作は否定している。組織委も盗作とは考えていないが、今や一般国民の理解を得られなくなった」ということです。

STAP問題も新国立競技場もそうですが、引き際の悪さが目立ちます。早々に引いていれば、傷も深くならなかっただろうに、と思うのですが、確かに、「ごね得」というものが存在する限り、引き際が悪い方が得をすることもありますから、その見極めができるか否かが、トップには必要なのでしょう。そのことを痛感させられる事件です。

佐野氏は、以下のコメントを公表しています。

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【エンブレムにつきまして】

私は、東京オリンピック・パラリンピックの大会の成功を願う純粋な思いからエンブレムのコンペティションに参加致しました。エンブレムがフラッグに掲げられ、世界中の人に仰ぎ見られている光景や、金メダルに刻まれたエンブレムを強くイメージしながら伝統的かつ新しい日本、東京を表現すべく大胆に、そして丁寧にデザイン致しました。

このような国をあげての大切なイベントのシンボルとなるエンブレムのデザイン選考への参加は、デザイナーにとっては大舞台であって、疑いをかけられているような模倣や盗作は、原案に関しても、最終案に関しても、あってはならないし、絶対に許されないことと今でも思っております。模倣や盗作は断じてしていないことを、誓って申し上げます。

しかしながら、エンブレムのデザイン以外の私の仕事において不手際があり、謝罪致しました。この件については、一切の責任は自分にあります。改めて御迷惑をかけてしまったアーティストや皆様に深くお詫びいたします。

その後は、残念ながら一部のメディアで悪しきイメージが増幅され、私の他の作品についても、あたかも全てが何かの模倣だと報じられ、話題となりさらには作ったこともないデザインにまで、佐野研二郎の盗作作品となって世に紹介されてしまう程の騒動に発展してしまいました。

自宅や実家、事務所にメディアの取材が昼夜、休日問わず来ています。事実関係の確認がなされないまま断片的に、報道されることもしばしばありました。

また、私個人の会社のメールアドレスがネット上で話題にされ、様々なオンラインアカウントに無断で登録され、毎日、誹謗中傷のメールが送られ、記憶にないショッピングサイトやSNSから入会確認のメールが届きます。自分のみならず、家族や無関係の親族の写真もネット上にさらされるなどのプライバシー侵害もあり、異常な状況が今も続いています。

今の状況はコンペに参加した当時の自分の思いとは、全く別の方向に向かってしまいました。もうこれ以上は、人間として耐えられない限界状況だと思うに至りました。

組織委員会の皆様、審査委員会、制作者である私自身とで協議をする中、オリンピック・パラリンピックを成功させたいとひとえに祈念する気持ちに変わりがない旨を再度皆様にお伝えしました。また、このような騒動や私自身や作品への疑義に対して繰り返される批判やバッシングから、家族やスタッフを守る為にも、もうこれ以上今の状況を続けることは難しいと判断し、今回の取り下げに関して私自身も決断致しました。

今後につきましては、私の作品や仕事を通じて少しでも皆様の信頼を取り戻すべく日々の仕事に専念するしかないと思っております。

図らずもご迷惑をおかけしてしまった多くの方々、そして組織委員会の皆様、審査委員会の皆様、関係各所の皆様には深くお詫び申し上げる次第です。上記事情のゆえ今回の判断に関しましてはどうか御理解くださいますようお願い申し上げます。

2015年9月1日 佐野研二郎
***********

・・・どうなのでしょうね。
以前にも書きましたが、現在、完全なオリジナルというのは難しいと思うのです。
なにかのパロディや、オマージュが増えました。オマージュ・・・良いことばですが、乱用気味かもしれません。しかし、それだけ、新たなデザインを生みだすことは難しいのです。
ということを踏まえて佐野氏のデザインを見ると・・・手抜きをしてはいけないところを手抜きしたため、そこからほころびが生じた、といえるでしょう。一方で、オマージュといわず、あくまでもオリジナルのものだと主張したのも、逆効果だったな、と。だって、似ているのは事実だから。
かといって、佐野氏に対する犯罪行為は許されるものではありません。が、この、なんでしょう、STAP細胞問題とのデジャヴ感が半端ではありません。
この手の問題は、これからますます起きると思います。
一斉に、記者会見で頭を下げて終結する問題ではありません。見る者に不快感を与えないスマートで良い「謝り方」とはどのようなものか、探してみたくなりました。

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安彦良和氏、25年ぶりのアニメ復帰にシャアの過去が描かれる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」 [ニュース(国内)]

安彦良和氏(67)が25年ぶりに総監督として、自身原作の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を映像化。
あれから、25年も経つのですね。
今から36年前に放映された「機動戦士ガンダム」およびガンダムシリーズは、それまで子どものものと思われていたアニメを、オトナも楽しめるものにし、いわゆるコレクターなるものを生みだしました。最近、CSなどでガンダムシリーズが放映されていて、なにかあるのかなと思っていたら、昨年に、テレビ放送35周年を記念し、安彦良和氏が描いた長編漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の映像化が発表され、今年春には、第1章「機動戦士ガンダム THE ORIGINI 青い瞳のキャスバル」が劇場公開され、この秋にも第2章が封切られるということで、その宣伝がわりの放映であることに気づきました。
もともと、安彦氏は、「機動戦士ガンダム」が最初に放送されたさいに、キャラクターデザインとアニメーションディレクター(作画監督)を務めていました。その作画が定着し、ガンダムの世界観を描き出せる唯一の存在である安彦氏が、ついに漫画を描きました。

機動戦士ガンダム THE ORIGINI.jpg

なぜ、安彦氏がまたガンダムを描くようになったのか。
安彦氏によると、放送から10年、20年が経過しても伝説を引きずりながら、その世界観のとらえられ方が次第に変貌していく現実に対して、ガンダムで伝えたかったメッセージがねじ曲げられていくことに忸怩たる思いを募らせていったといいます。
「ガンダムとは、そんなものではない…。それをもう一度、伝えることが自分の使命ではないか」
この思いから、20周年を迎えた頃、漫画家として新連載を決意し、2001年から約10年を費やし、長編漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」全24巻を描き上げ、ガンダムの世界観を再構築し直したということです。本人によるこのような再構築は、ウェルカムです。

とりあえず、シャアの過去が描かれているということで、お気にいりのシャアを紹介。

機動戦士ガンダム THE ORIGINI2.jpg

シャア・アズナブルといえば、池田秀一さん(65)です。
かつては、「男前」声の代表格として、さまざまなアニメに出ていらっしゃいました。その池田さんも65歳なのですね。声優さんは、さすがにトレーニングを積んでいるだけあって、のどが若々しくて、うらやましいかぎりです。

ちなみに安彦良和氏の漫画はいくつか持っています。
あの躍動感というか、皮膚感覚というか、本当に画力のある作家だと思います。そして、アニメ映画化された「アリオン」でもその片鱗がみえますが、歴史もの、神話ものが大得意です。
個人的には、「虹色のトロツキー」とか「天の血脈」のアニメ化を希望します。

天の血脈.jpg

こういうの、好きです。

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髪は抜け落ち、人体はバラバラ・・・神奈川県の危険ドラッグ啓発動画がトラウマ級の恐怖アニメ:これが現実です! [ニュース(国内)]

髪は抜け落ち、人体はバラバラ・・・。
神奈川県による危険ドラッグの乱用防止を啓発する動画が、トラウマ級の怖さだとネットで話題になっています。

危険ドラッグを「麻薬や覚醒剤よりも危険な薬物」だとして、使用によって起こる症状をアニメーションで紹介した30秒のCMです。人間の肌が灰色に変わりながら髪の毛が抜け落ちたり人体がバラバラになったりと、ホラーゲーム顔負けのシーンが続きます。Twitterには神奈川県内の駅やバスで流れていたという情報もあるようですが、どんどん流してもらいたいと思います。

危険ドラッグ(麻薬や覚醒剤も含む)についての理解を深め、安易な使用を防止しようと、教育現場ではドラッグに関する講座を設けます。
例えば、「DRAG」などのDVDがあります。
DVDでは、ドラッグの種類を紹介し、ドラッグの形状がどのようになっているのかわかるようになっています。
また、危険ドラッグを使うと、脳の中に入り、本能を司る大脳辺縁系の神経系に障害をもたらして、無制限に快楽物質である脳内麻薬が分泌され続けること、そして、一度障害を受けた脳は回復しませんので、いったんドラッグから離れても、簡単なきっかけでドラッグをまだ使用するようになるという常習性のメカニズムも紹介されています。

よく、ドラッグは脳を破壊するといいますが、そうなのです。
ここ、大切なので、くりかえしますが、一度でも使用すると脳の機能が大きく破壊されてしまい、しかも、破壊されたまま元には戻らないのが、危険ドラッグや薬物の怖さです。

この事実を、とくに被害に遭いやすい年代に教えることは大切です。
高校でもこのDVDは使われているとのことですが、この手の教材は、本当に危険であるという実感や恐怖感を見る者に与えなければ意味がありません。神奈川県のこの動画を含め、ホラー映画並みの動画を今後も作っていってもらいたいと思います。まぁ、こんなことが起こるとは、常識的に考えてもないとは思いますが、「子どもが泣き出した」「トラウマになる」などという保護者からのクレームがあれば、トラウマになるほどの動画でないと意味がない と伝えてください。本当に危険で、怖いものだという実感がわかなければ、ドラッグに手を出す可能性があるわけですから。

オトナたちは、子どもが危険なものに近づいたら、「危ない」と言います。どれほど危険かを知らせます。それと同じです。危険であることを、そのメカニズムを教えてくれるのですから、感謝しましょう。
そうそう、いろいろなパターンが用意されるとのことですが、人間、根拠がないと納得できません。
ただ、恐怖感をあおるだけでなく、なぜこうなるのか、根拠、原因と結果をきちんと明示したものも作成してもらいたいと思います。

今後が楽しみです。
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昔話法廷の結末がかたるシュールな現実:こぶた「正当防衛です」 [ニュース(国内)]

NHKのEテレで放映中の「昔話法廷」は、なじみの深い昔話をモチーフにした、これまでになかった法廷ドラマシリーズ。
「昔話の主人公たちが訴えられたら…?」という設定で作られています。


第1話は、「三匹のこぶた」。
オオカミを殺害したこぶたが“正当防衛”で無罪か、それとも計画的犯行で有罪かを問います。
被告人は、末っ子のこぶた。煙突から侵入したオオカミを、大鍋に沸かした熱湯の中に転落させ、フタをして閉じ込め殺害した。それは、突然襲ってきたオオカミから身を守るための"正当防衛"だったのか?それとも、周到に準備をした上での計画的犯行だったのか?

第2話は「カチカチ山」。
敵討ちでタヌキを殺そうとしたウサギを刑務所に送るか、それとも“執行猶予”にするかが争点です。
被告人はウサギ。親のように慕っていたおばあさんをタヌキに殺され、敵討ちを決意。ウサギはタヌキに火を放ち、火傷の傷口にとうがらし味噌を塗りつけ、池に沈めて殺そうとした。ウサギを刑務所に入れるか?それとも情状酌量で"執行猶予"にするか?

第3話は「白雪姫」。
被告人の王妃が犯行を全面否定します。「白雪姫に会いに行ってなんかいない!」。王妃は白雪姫を殺そうとしたのか、それとも無実なのかを考えます。
被告人は、王妃。白雪姫の美しさに嫉妬を募らせていた王妃は、白雪姫に毒リンゴを食べさせ殺そうとした。しかし、王妃は犯行を全面否定。「白雪姫に会いに行ってなんかいない!」王妃は白雪姫を殺そうとしたのか?それとも無実なのか?


いわゆる小学校の国語や道徳、総合的学習などでの教材としても活用できるよう考えられたものでしょう。
番組のねらいとして、以下のような説明がありました。

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この法廷ドラマの特徴は、最後に判決が出ないことです。判決を下すのは、それを教室で観た子どもたちです。一人一人が「裁判員」として、争点は何か、被告人はなぜ罪を犯したのか、証拠は信用に足るのか、どれぐらいの量刑が妥当なのか、登場人物の言い分をもとに議論を交わしていきます。

裁判員の体験を通して、子どもたちが裁判員制度の意義を学ぶのはもちろん、心情を把握する力、さまざまな側面から論理的に考察する力、考えを適切に他者に伝え合いディスカッションする力を身につけることが、番組のねらいです。

法教育の一環として公民の授業で使っていただくのはもちろん、国語や道徳、総合的学習の時間などで幅広く使っていただければ幸いです。
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かつて、裁判員制度ができたころにも似たような番組が出てきました。
そして、最近のディズニーをはじめ、映画や広告にひっぱりだこになっている童話は、いつの時代も、いろいろな形でリメイクされてきました。『本当は怖いグリム童話』シリーズもそうです。童話という、誰もが知っているモチーフを使い、そこに新たな視点と展開を入れるという手法は、創作の世界では鉄板ネタです。なぜなら、完全にオリジナルではないので、創作自体が簡単ですし、すでに知名度としては抜群なので、余計な宣伝をいれなくても、流布しやすい、という利点があるからです。

日本新聞協会広告委員会が「しあわせ」をテーマに実施した2013年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」で、1091作品の応募の中から栄えある最優秀賞に輝いた作品も、同様です。

お父さんは桃太郎という.jpg

「ボクのお父さんは、桃太郎というやつに殺されました」と言っている鬼の子どもを描いた作品。
作品の名前は「めでたし、めでたし?」。作者は「ある人にとってしあわせと感じることでも、別の人からみればそう思えないことがある。違う視点でその対象を捉えるかによって、しあわせは変わるものだと考えました」とコメントしています。
審査員からは、「読み手の心に小石を投げるような作品」や「逆からの視点で幸せとは何かを考えさせる発想」「新聞協会が選ぶにふさわしい、エッジの効いた作品」と高く評価されているということですが、この手法は、昔から行われているもので、斬新性がないのですね。既存作品のパロディというと和歌の世界における「本歌取り」や、近年においては、芥川龍之介の作品にもよく見られます。

とはいえ、日本人もそうですが、人間は、パロディに対する反応がとても良いのです。
最近、童話をモチーフにしたものがあまりにも多くて、若干、食傷気味なのですが、それでもつい目を向けてしまう、そういう吸引力(?)を持っているのです。

誰もが知っている、どこかで聞いたことがあるあの物語は、・・・実は?

探究心をはぐくむ教育が推進されている現在、情報を鵜呑みにしないリテラシー教育としては、確かに有効かもしれません。
もちろん、メディアの情報を鵜呑みにしてしまうオトナも同様です。
この教材、確かに、いろいろと使えそうです。
・・・と、やはり見ちゃうんですよね、私も。ああ、童話の威力、おそるべし!

相模総合補給廠の爆発にみる返還問題 [ニュース(国内)]

24日(月)午前1時前に、神奈川県相模原市のアメリカ軍関連施設「相模総合補給廠」で火災が発生し、現在もまだ鎮火していません。今のところけが人の報告は入っていないとのことですが、何度も爆発音をしたという近隣住民からの110番通報があったということで、なにが燃えているのか気になるところです。
相模総合補給廠は、米軍の物資を保管する倉庫や修理工場などの施設が入っており、JR横浜線・相模原駅のすぐそばに位置しています。

相模総合補給廠.jpg
出典:相模原市「平成24年度 相模原駅周辺地区まちづくり計画 実現化方策等調査検討報告書」(2013年3月)


現在、沖縄の米軍基地問題がクローズアップされていますが、横浜の近く、相模原市にある相模総合補給廠も、相模原駅前の約214ヘクタールもの広大な土地が市民利用できないまま経過してきました。
しかし、2008年6月の日米合同委員会において約17ヘクタールの一部返還が合意されたほか、2012年6月に後背地の約35ヘクタールも米軍との共同使用が合意されています。2014年9月には、日米合同委員会において一部返還が合意されていた約17ヘクタールが返還されています。
相模原市は、約214ヘクタールの全面返還を見据えた活動を行っていますが、これが沖縄で通用しないのは、首都・東京のすぐそばにあり、政令指定都市である相模原市と、東京から遠く離れ、政令指定都市ではない沖縄という、地理的・政策的な問題なのでしょうか。
政令指定都市とは、大都市行政の合理的・効率的な運営と市民福祉の増進を図るために、都道府県の事務委譲を含めた一般の市とは異なる特例を定めて、「地方自治法第252条の19第1項の指定都市の指定に関する政令」に基づき、人口50万人以上で、人口その他都市としての規模、行財政能力等において既存の指定都市と同等の実態を有するとみられる都市が対象となります。人口50万人以上という要件については、「人口100万人以上、または、近い将来人口100万人を超える見込み」という当初の国の基準があり、5市(横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市)が指定されました。その後、市町村合併を進める国の方針で2001年から基準が緩やかになり、現在は人口70万人程度に緩和され、静岡市、堺市、浜松市、新潟市、岡山市、相模原市、熊本市なども加わりました。
基本的に、政令指定都市に指定されると地方自治の力も国に対しての発言権も強まります。
沖縄は、米軍基地があるから人口が増えない、増えないから国に対抗ができない、対抗ができないから米軍基地はなくならない、の負のスパイラルに入っているとみることもできます。

話を戻しますと。
各地に米軍基地があります。横浜市は有名でしょう。
沖縄と同様に、横浜でも同じような悲劇がくりかえされてきました。たとえば、治安の悪化とか婦女暴行とか。米軍基地側でも、地域住民とのコミュニケーションをはかろうと努力はされているようですが、日本の基地に赴任されるのは、米軍に入隊するためのトレーニングに数週間から数ヶ月参加したのち日本に送られて来た若者たちで、20歳そこそこだったり、中には10代の子もいます。彼らにとっては、初めての海外が日本であることも多く、その若い情熱がいろいろなものに向けられるのでしょう。
米軍に入隊する覚悟と、日本人が自衛隊に入る覚悟は、当然ながら異なります。米軍の場合は、戦闘地域への派遣も当然あり得ることですし、本当であれば、軍に入りたくはない、と思いながら経済的理由で入隊した、心にいろいろなものを持った若者も多いです。ピュアな若者も多いのですが、・・・なにせ、若いです。軍の世界は規則が厳しく、ランクがあがるまでは毎日門限があったり、何か起これば軍全体に基地外への無期限の外出禁止命令が出ることもしばしばあり、日頃のうっぷんが外に向けられることもあります。
それが理由になったり、言い訳になったりしてはいけませんが。
沖縄で起こっていることが、実は、本土にもあることを私たちは認識しておかなければなりません。つまり、沖縄の問題は、ひとごとではない、ということです。

その、横浜のほど近くにある相模原市の相模総合補給廠の爆発・火災事故が起こりました。
米軍基地返還問題はますます激化していくと思いますが、同じエネルギーが、米軍基地がある他の地域、代表例として沖縄にあることを、この事故から考え直さないといけないと思いますが、いかがでしょうか。

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佐野研二郎のパクリ疑惑 [ニュース(国内)]

東京五輪エンブレムのパクリ(盗用)疑惑にさらされている佐野研二郎氏に、またもや疑惑が加わりました。
今度は、アメリカのデザイナー、ジョシュ・ディバイン氏が制作したロゴ(上)に、佐野研二郎氏が手掛けた太田市美術館・図書館のロゴ(下)が類似しているとして、ディバイン氏が提訴を検討しているとのことです。

佐野パクリ.jpg
※ディバイン氏のロゴと太田市施設のロゴ(時事通信より転載)

佐野氏は、「一定の要件を満たすデザインはたくさんある」と反論しているようですが、確かに、一定の要件を満たすデザインはたくさんあります。が、疑惑が多すぎるのも問題ではないでしょうか。

サントリーのパクリ疑惑に対して、佐野氏は「スタッフのデザイナーがやったこと」と釈明しています。

佐野パクリ2.jpg
※サントリー

佐野氏は、代理店「博報堂」の出身で、2008年1月11日に独立して「MR_DESIGN」というデザイン事務所を持っています。スタッフに任せるというのは、どういうことなのでしょうか。佐野氏は、自ら「アートディレクター」と名乗っていますが、デザインを行うのに、なぜ、「デザイナー」ではないのか、ふと疑問になりました。

グラフィックデザイン業界では、一般に大企業のビジュアルアイデンティティ、コーポレートアイデンティティやオリンピックのような一大イベントのロゴマークデザインの仕事は、「広告代理店」が一手に請け負うケースが多いということです。その後に発生する、CMや印刷物、パブリシティ、フォトセッションなど、いろんな制作物と媒体管理を考えると、メディア支配が専売特許の代理店に任せた方が好都合だからというのが理由だそうです。
そのため、大手の代理店には「クリエイティブ部」というセクションがあり、そこが制作物の企画から制作までを手がけることになっているとのことです。ただ、具体的には、アイデア出しからデザイン構想、コンセプトづくりまでを担当し、実際の「制作作業」や「フィニッシュワーク」は、下請けの「デザイン会社」に任せるケースが一般的であり、前者のアイデアを出す人間を「アートディレクター」、後者のフィニッシュワークに携わる人間を「グラフィックデザイナー」と区別している場合が多いのだそうです。
となると、通常、佐野氏はデザイン事務所を持っているのですから、「グラフィックデザイナー」となるのですが、「アートディレクター」と名乗っているということは、・・・彼はいったい、自分が請け負った仕事に対して、どこまでデザインの著作権を主張できるのでしょうか。
というより、そもそも、東京五輪のエンブレムも、彼はどこまで携わったのでしょうか、ものすごく気になります。

サントリーのトートバックを含め、東京五輪エンブレムは、素人判断でも、アウトだと感じました。
確かに、現在、似たようなデザインがあふれています。現在のコンクリートジャングルのような景観をつくりだしたコルビジェのデザイン(椅子のデザインで有名ですが、彼は建築のデザインも行っています)は、世界に浸透し、似たようなデザインを生み出しています。同じような感性の共有され、そこから個性をさらに作り出していくのは難しいのかもしれませんし、斬新なデザインが受け入れられるまで時間がかかることを思えば、リスクを負わないデザイナーが増えただけなのかもしれませんが。

しかし、東京五輪です。
オリンピックです。
国家行事にかんするものは、なるべくクリーンな状態であってほしいと思うのですが、さて、このパクリ疑惑はどこまでつづき、どこまで大きくなるのでしょうか。

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