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未来の海面上昇、100センチは不可避?NASAの発表で都市部は壊滅? [ニュース(ライフ)]

地球温暖化による海面上昇についての最新データから、今後100~200年間で100センチ以上の海面上昇が起きるのは避けられない、という見解を、米航空宇宙局(NASA)の科学者チームが発表しました。

地球温暖化による海面上昇が問題になって久しいのですが、今回の研究報告も、主要な極域氷床の融解がどの程度のペースで進むかがわからないため、多くの不確定要素が残されていますが、人工衛星機器で得られた過去数年分の観測データは、海洋が現在、以前に比べてはるかに速いペースで膨張していることを示しているとのことです。

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NASAの海面上昇研究チームを率いる米コロラド大学(University of Colorado)のスティーブ・ネレム(Steve Nerem)氏は「海水温が上昇するにつれてどの程度海が膨張するのか、そして氷床や氷河からどの程度の水が海に流れ込むのかなど、現在分かっていることを考慮すると、まず間違いなく、最低100センチ、もしくはそれ以上の海面上昇は避けられないだろう」と述べているが、その時期については「100年かそれよりやや長い期間内でそれが起きるかどうかは不明」としている。

研究チームは特に、グリーンランド(Greenland)の氷床に注目している。この氷床からは過去10年間にわたって年間平均3030億トンの氷が流出した。また、南極氷床からも年間平均1180億トンの氷が失われている。

NASA本部で氷圏プログラムを担当する科学者のトム・ワグナー(Tom Wagner)氏は「氷床が急速に崩壊すると、100~200年間で最大3メートルの海面上昇が起こり得ることが、古気候の記録から確認されている」と指摘。「氷床が目を覚ましつつある証拠が現在観測されているが、急速な氷消失の新たな時代に突入していると明言できるまでには、氷床に関する理解をさらに深める必要がある」と続けた。
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氷床の崩壊はこれまで一度も確認されていないようですが、NASAによると、世界の海面は1992年以降、平均7.6センチ近く上昇しているとのことで、一部の海域では、自然変動により上昇幅が23センチを上回るところもあるといいます。

そこで、100センチも海面が上昇すると、いったい日本はどうなるのか、ということを調べてみました。
まず、日本の領海を確認しましょう。

日本の領海等概念図.png
※海上保安庁より

このなかで、100センチも上昇すると危ないと思ったのは、沖ノ鳥島です。太平洋上に位置するサンゴ礁の島であり、東京都小笠原村に属する、小笠原諸島の中では最南端にして最西端の島です。
そこで、沖ノ鳥島の状況を見てみました。

沖ノ鳥島.jpg

かろうじて、残っています。
よかったよかった。


続いて、東京、名古屋、大阪の3都市を順に見ていきましょう。

東京.jpg
東京

名古屋.jpg
名古屋

大阪.jpg
大阪

東京も大阪も、もともと沼地などだったところを埋め立てているので、それなりに被害はありますが、それでも、まぁ、かろうじて残っているといえるでしょうか。よく見ると、大阪市内はたいへんな状態ですが。ただ、この3都市の中で壊滅的だったのが、名古屋です。名古屋は海抜が低いところにあったんですね。それを再認識しました。

100~200年後には、私は死んでいますが、気になります。
そういえば、水没の危険があるとされている「水の都」「アドリア海の真珠」のあのイタリアのベネチアはどうなってしまうのでしょう。
見てみました。

ベネチア.jpg

・・・あ・・・ああ・・・そう、なるのですね、やはり。
死ぬ前に、あの美しい水の都に行くべきですね、やはり。






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