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24時間テレビドラマ「母さん、俺は大丈夫」にみる介護問題 [ニュース(エンタメ)]

24時間テレビがありますね。
正式名称は、24時間テレビ 「愛は地球を救う」。1978年からつづくチャリティー番組です。
今回は、チャリティーランナーの選び方といいますが、承諾のさせかたが、非常に非人道的であったこともあり、私のなかでは若干の話題となりました。芸能人として、好感度を考えると絶対に断れない方向にもっていかれたDAIGOさんもかわいそうだと思いますが、仕向けたテレビ側の罪は大きいな、と。好感度が重要な芸能界にあって、「世間の好感度より、身近なオトコ」などと言い切れるのは、現時点では元SDN48・芹那だけかもしれません。

それはともかく、24時間テレビでは、マラソンだけでなく、ドラマもあります。
今年のドラマは、「母さん、俺は大丈夫」。病に侵されながらも、ピッチに戻れることを信じ、壮絶な闘病生活を送った高校生とその家族&仲間の物語、ということです。


急性脳腫瘍となった高校生が主人公です。
・・・安田成美さん、お母さん役が似合ってきました。(しみじみ)

ドラマの内容を読むと、兄・哲平の紹介に、以下のような文言が。

諒平の兄。印刷会社に勤務。
諒平の病気を機に退職し、証平の看病をするようになる。

三男も病気、そして二男も病気に。
この家族、大変です。
でも、家族の介護問題は、最近、深刻化している問題でもあるのですよね。
最近、厚労省による机上の空論的な取り決め、つまり、患者のことを考えないシステム化によって、医療現場は常識的には考えられない処置を行い、実害をこうむっている人も多いのですが、介護サービスについてもそれは同じです。
家族を介護するためには、ドラマの兄ではありませんが、仕事を辞めるしかない現実もあります。かといって、その後の保障があるわけでもありません。たいてい、その役割を担わされるのが、母親や妻、嫁といった女性たち。安倍政権の「女性の活躍」政策においては、その前に解決すべき問題が山積していることを忘れてはなりません。

保障もなにもない状態で、誰かが仕事を辞めざるを得ない。そこで、所得の少ない女性がターゲットになりやすいのも事実。いや、所得が多くても、女性ということだけで、社会的なプレッシャーから仕事を辞めざるを得ない場合も多くあります。

24時間テレビはチャリティー番組なので、ドラマもそこまでは描いていないのでしょうが、いっそ、介護問題の現実、そこから見えてくる雇用問題の闇について描いてもらうのも良いかもしれません。

どうでしょう?







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