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150日休み、成果は日本人以上 「ドイツ流働き方」成功の理由:日本の雇用問題は? [ニュース(ライフ)]

ドイツ人のサラリーマンは、1年に150日休んでいて、1日10時間以上働かないし、休日出勤もしない。
それなのに、労働時間1時間ごとに生み出された国民1人当たりのGDP(2013年/米ドル)は、日本は21位の40.9、ドイツは9位の61.4。つまり、仕事の成果は日本人より1.5倍も多い・・・て、どういうことでしょうか?

ドイツ在住ジャーナリスト・熊谷徹氏によると、仕事に対する考え方が違うのですね。

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日本のサラリーマンの多くは、クライアントや顧客に“個人”が付いています。担当が休むと仕事が回らないし、本人も休みにくい。一方、ドイツは対企業だから、誰でもいつでも代わりができるよう、日頃から引き継ぎをしています。気兼ねなく平等に仕事を交代で休めるのです。

効率性を重視するからでしょう。ドイツでは仕事を割り振られた時に、費用対効果が合っているか、まず考える。1日10時間以上の労働は禁止ですし、土日も働けない。この仕事は限られた時間で、成果を挙げられるかを判断し、疑問があれば部下であっても、上司ととことん話し合います。会社側もきちんと応じます。
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この実現には、労基署が定期的に会社を抜き打ち検査をしているからこそ、でしょう。タイムカードのチェックなどを行い、少しでも時間が過ぎたら、罰金が科される、となれば会社も協力します。

しかし、これを日本で行なうためには、現在の雇用環境では無理な部分も多いでしょう。
政府は、いつでも解雇できるような法案の成立を試みています。年功序列、終身雇用の社会から、不景気と欧米型企業モデルの導入により、雇用制度も大きく変わりました。一時的な処置だったはずの派遣も、スタンダードになってしまい、派遣法も変わります。成果主義の社会になりつつある今、チームワークも必要ですが、それを担保するための「個人の力」が必要になってきます。
転職するさいにも、それが重要になります。

安定した雇用を確保できているのであれば、個人単位から部署単位、会社単位でマネージメントしていくことはできるでしょうが、自分の力で生き抜かなければならない就職戦線においては、個人の力をどこかに温存(確保)しておかないといけません。今さら、年功序列や終身雇用などに固執する気はありません。ただ、成果だけを会社に取られ、個人が使い捨てにされる可能性が大きくなりつつある現在、自分を守る手段だけは、きちんと確保しないといけないと思うのです。
となると、ドイツのような働き方は、・・・無理かもしれません。
休みは、自分で勝ち取らないといけないのかもしれませんね。






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