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取扱説明書は読む?読まない?:住基ネットからマイナンバー制度へ [ニュース(ライフ)]

電化製品を買ったときなどは最たるものですが、取扱説明書は読みますか? 読みませんか?
私は、基本、読まないタイプでした。
電化製品は、一時期は機能過多で取扱説明書がなければ使えないものも多かったのですが、ネットの世界と同様に、次第にユーザインターフェースなるものを重視するようになり、「インスピレーション」で操作しようと思えば、できるタイプのものも多くなりました。
そのような企業努力の上にあぐらをかき、感覚的に操作をするようになった私の「甘さ」を痛感させてくれたのが、某大手メーカーの品物です。

え? こんな使い方があるの?

目からウロコの現実でした。

電化製品の取扱説明書と同様に、大切なのに、目をとおさない代表選手が、ネット上の規約の数々。なにかソフトをダウンロードするときも、サービスを申し込むときも、規約に同意することが必要になりますが、これもなかなか読みません。
最初は、なにが書かれているのか怖いので、しっかりと読んでいたのですが、似たような内容になりますし、さほど無茶な内容は書いていないだろうと、次第に、企業も無茶はするまい、という性善説で、規約を読まなくなってきたような気がします。

私のような人間は多いらしく、ネットマイルの調査によると、サービス利用前に利用規約を「読む」人は15.0%、「ときどき読む」人が52.2%、「読まない」人が31.9%という結果でした。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」・・・ではなく、赤信号はみんなで渡ったら大惨事ですよ。
つまり、実際には、トラブルも多いのです。
同じ調査では、利用規約を読まないことでのリスクについて、「リスクについて把握している」と答えているのが54.6%と、半数を超えていますが、交通事故と同じ感覚なのでしょうか、自分がトラブルに遭遇するまで、危機感を覚えていないのも事実です。
しかし、最近の傾向として、利用していたサービスがいきなり利用停止になったりするパターンが多いようです。「え? どうして?」と思うと、なにやら規約に違反していた、というものです。

そういう事例を見て、わが身をふりかえると・・・きちんと読まないと大変ですね。

また、最近は、サービスを受ける際に、いろいろな情報を入力しないといけない場合があります。同じ調査では、入力したくない情報として、「クレジットカード番号」(85.2%)、「住所」(70.3%)、「電話番号」(69.4%)、「写真」(67.1%)、「勤務先」(64.6%)があるようです。
しかし、これらの情報を提供しないと利用できなくなるものも多いのも事実。

こういう社会の変化によって、2002年に稼働した民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が10年以上経っても普及率5%である中、マイナンバー制度が導入されたのかもしれません。

自分を守るのは、自分だけです。
規約もきちんと読むことにいたしましょう。







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